2026年8月21〜23日に広島で開催された PyCon JP 2026 に、高校3年生の娘と参加しました。
もともとは私一人で参加する予定でしたが、娘が「行ってみたい」と興味を示したこと、そして「厳島神社にも行きたい!」ということで、急きょ娘のチケットも購入。
娘は23日に東京で予定があったため、1泊2日で、1日目だけPyConに参加し、2日目は宮島観光。3日目のスプリントには私だけ参加する、という日程にしました。
そもそも、私がPythonを始めたきっかけは娘だった
このブログを書くのも、なんと4年ぶり!!!
久しぶりに自分のブログを「PyCon」で検索してみたら、
私がPythonに興味を持ったきっかけは、娘が「ロボットを作りたい」と言ったことだった。
ことが分かりました。完全に忘れていました(笑)。そういえば娘は小学2年生くらいまで、楽しそうにロボット教室に通っていました。 当時は渋谷にしか教室がなく、親が送り迎えが大変で辞めてしまったのでした。ごめんな...。
Python超超初心者の高校生がPyConへ
娘は高校1年生のときに学校の授業でPythonを習ったようです。
……が、ほぼ忘れている状態。
大学では物理・宇宙物理を学びたいと思っていて、「プログラミングを知っておくと、この分野ではいろいろ役に立ちそう」とオープンキャンパスで聞いたことから、最近になって少し興味を持つようになりました。
そんな、なにもわからない状態でのPyCon。
今回は娘が興味を持ったセッションを優先して、一緒に参加しました。
娘が選んだセッション
娘が聞いてみたいと言った以下の3つのセッションを一緒に聴きました。
「Pythonの実行はどこまで賢くなったのか:CPythonとPyPyから見る最適化のしくみ」curekoshimizu さん
講演が終わった後に、JITってなに? と聞かれました。
……説明するには、娘の前提知識が足りなすぎる。あとで自分で調べてといいました(ひどい)。
中級者向けのセッションなので、AST、バイトコード、JITなど、娘にとってはかなり難しい話です。
それでも、身近な数学やfor文などを使った説明があったことで、ところどころ理解できた様子で、あとで人に何が面白かった?と聞かれたさいにも、
「Numba」と答えていました。
「Numba」という名前もしっかり覚えていたことに、びっくりしたと同時に、専門的な話でも、自分の知っている数学とつながると面白く感じるんだな、思いました。
私も、CPythonの高速化の歴史や、「特殊化適応型インタプリタ」最適化、そして、Numbaでは数学的な公式を利用して高速化するという話がおもしろく、楽しかったです。
「PyVista on WebAssembly: サーバーレス3D可視化の実現」Tetsuo Koyama さん
次の「PyVista on WebAssembly」は、さすがに娘には難しかったようです。
科学技術用のかなり重い3Dライブラリを、Webブラウザだけで動かす。
PythonをWebブラウザ上で動かすPyodideを知った時も「すごいな!」と思っていたのですが、そこからさらに3D可視化まで!!すごい!!
話は難しくても、デモをみて「これ、宇宙物理とも相性がいいのかも!?」と娘が言っていました。
シミュレーションした宇宙や物理現象を、ブラウザ上で簡単に3Dで見れたら、面白そうです。
「告白します、キャリアの半分を『print』の誤った使い方で過ごしました」Cheuk Ting Hoさん
こちらは、「print文ってデバッグに使うんだ!!」(違う)という、超超初心者発言&発表の意図と反した学びを得たようですが、海外の方が日本語で講演していたことに衝撃をうけたようです。司会者や質問者、登壇者の方との掛け合いも面白く、あまりかしこまった雰囲気でない感じが楽しかったとのことでした。
企業ブースも楽しい
なにげに、娘が一番面白かったと言っていたのは、実は企業ブースでした。
「一から製品について教えてもらったことが面白かった」とのこと。企業の方に直接質問したり、グッズをもらったり。きゃっきゃしていました。(丁寧に説明してくださったスポンサー企業の皆様、本当にありがとうございました。)
また、基調講演をされたキャロルさんともお話しして、一緒に写真を撮っていただきました✌。これがかなり印象に残ったようです。そして驚いたのが、
「キャロルさんともっと話せればよかった...英語が話せるようになりたい!!」
と言い出したこと。(既知感)
これまで英語にはあまり興味を示していなかった娘。数学や物理に比べると英語は苦手だったので、そんなことを言い出して驚きました。
「高校生がいない……??」
受付に行って、娘がまず驚いたのが、
「外国の人もたくさん参加している!!」
ということ。(たまたま受付後に、名札を書くスペースにいたのが皆外国の方でした)
そして、
「高校生がいない気がする……」
と、少し縮こまっていました。
そこで「Student」のタグをつけている人に話しかけてみると、高専から参加している学生さんに出会うことができました。
それが分かると、娘も少し安心したようです。実際には、スプリントでもたくさんの高専生が参加していました。(すごい) 比較的コミュ力のある?娘でも、話しかけるのは躊躇していたでの、学生同志がコミュニケーションをとれる仕掛けがあったら嬉しいかも、とちょっと思いました。
3日目は私だけスプリントへ

2日目に娘は帰宅したので、私だけPyConのスプリントへ。
参加したのはPyLadiesの OpenCVを使ったちょこっとだけインスタもどきを作ろう というもの。実際に手を動かしながら、OpenCVで画像を加工する方法を学びました。 コードを書くだけでなく、参加者同士でいろいろ話せるのもスプリントの楽しいところ。
こういう「一緒に作ったり、学べたりする」イベントは、やっぱり楽しいですね!
Pythonをやってみたい?
と、娘に帰宅したあとに、聞いてみたところ、
「 やってみたい。知識をつけたら、もっと面白いと思ったから。」
プログラミング難しそう、とずっと敬遠してきた感があったので、これを聞けただけでも、連れてきた意味があったなと思いました。

今回、娘を連れて行って改めて感じたのは、
PyConは、Pythonを学ぶためだけの場所ではない ということ。
- 技術の話を聞く。
- 企業の人と話す。
- 学生と話す。
- 登壇者、参加者と話す。
- 海外の人と話す。
- 知らなかった技術を知る。
そして、「こんなことができるんだ」と新しい興味が生まれる。
娘にとっては、Pythonそのものよりも、
「プログラミングには、こんな世界があるんだ」
ということを知れたのが一番大きかったのかもしれません。
さて、自分はというと、
- 娘と一緒にセッションを聞いて、こちらも「もっと知りたい!」と好奇心が刺激された。
- コミュニティブースでは、香川県で活動している「えれくら!」さんと知り合えて、電子工作やコミュニティの話をたくさんできた。最近お休みしていた電子工作も、また何か作りたくなってきた。そして、えれくら! さんにも遊びにいきたい。
- 遠方開催のPyConも楽しい。技術だけでなく、地元のおいしいものや観光情報まで教えてもらったり、コミュニケーションも取りやすいと感じた。
- Pyxelの基調講演も聞きたかった!!北尾崇さん著者本を持っていて、実際Pyxelでゲームを作って感動し、さらにリポジトリみにいって開発者が日本人!と知って感動2倍だったので。
- 広島はご飯もおいしく、人も温かくて最高でした。宮島の弥山は暑さで断念したので、リベンジしたい。
↓ 写真は2日目にいった宮島観光。地方開催は、こういった観光もセットにすると2倍以上楽しめますね!

もう何回目かの参加になるPyCon。今回はブースなどの出展もなく、完全に参加者として参加しました。
いつもとは少し違う立場で、かなり自由に、そして楽しく参加することができました。
運営の皆さま、ありがとうございました! アプリもめちゃ便利でした👏











































